SharePoint との統合で柔軟なワークフロー

11月 08, 2020 セキュリティとコンプライアンス, MOVEit

プログレスのセキュアなファイル転送・共有システムの最新バージョンである MOVEit 2020.1 に含まれる新機能の一つに、MOVEit ユーザーからの要望に応える形で実現した、Microsoft SharePoint とのネイティブな統合があります。この新機能で、より柔軟なワークフローが実現できます。 MOVEit は世界中で多くのユーザーによって使用されており、ユーザーからのフィードバックで追加された MOVEit 2020.1 の新機能には、拡張されたシングルサインオン(SSO)、Microsoft SQL 2019 のサポート、Gateway での複数組織のサポートなどもあります。

多くの組織で Microsoft Office 365 がスタンダードになっており、膨大な数のファイルが Microsoft SharePoint オンラインドキュメントライブラリで生成され、ホストされています。これらのドキュメントを安全なマネージド・ファイル・トランスファーのワークフローにシームレスに追加できれば、ワークフローの作成が簡単でスムーズになります。MOVEit 2020.1 のオンライン Microsoft SharePoint のネイティブなサポートで、次のようなことが可能になりました。

  • MOVEit Automation で簡単に SharePoint Online ホストを設定
  • アプリアクセスかユーザー名/パスワードかなど、認証方法の選択
  • ワークフローに必要な、オンラインのファイル/フォルダとその場所を指定
  • 使用可能なファイルの多様なワークフローオプション(名前の変更、削除など)を活用
  • すべてのトランザクションの完全なログとレポートの確認

このような機能を利用して、SharePoint でホストされているオンラインファイルを MOVEit ワークフローに簡単かつ効果的に統合することができます。すでに多用されているツールを、MOVEit の安全なファイル転送機能にシームレスに統合できるので、人的エラーの可能性も大きく削減できます。

もちろん、MOVEit 2020.1 に追加された機能はこれだけではありませんが、SharePoint のネイティブなサポートは、ユーザーからの要望の中でも最も強いものでした。実のところ、この MOVEit 最新リリース版は、ユーザーからアイデアを募集する Progress Idea portal からの要望を取り入れて更新された最初のリリースになります。MOVEit の開発の大部分は、MOVEit ユーザーからの要望を反映させる方向で推進されており、実際に利用しているユーザーからの声が具体的な新機能として速やかに製品に採り入れられています。MOVEit ユーザーからのリクエストで MOVEit 2020.1 に追加されたそのほかの機能には、次のようなものがあります。

  • シングルサインオン (SSO) サポートの拡張:  SSO 機能が MOVEit Client とMOVEit Mobile アプリでサポートされるようになり、ユーザーがセキュリティを維持しながら MOVEit に簡単にアクセスできるようになりました。
  • Microsoft SQL 2019 のサポート:  Microsoft SQL 2019 がサポートされるようになり、最新のデータベースをシームレスに使用できます。
  • Gateway での複数組織のサポート:  MOVEit Gateway の後ろに複数の組織単位(組織)をより速く簡単に設定できるようになりました。
  • API の強化:  新しいAPI で、監査ログ取得、MOVEit Automation スケジューラのチェックなどが行えます。
  • ZIP 統合:  複数のファイルまたはフォルダを、直接 ZIP アーカイブにまたは ZIP アーカイブから簡単にダウンロードできるようになりました。
  • サポートする電子メールフォーマット MOVEit Transfer で、SMTP ホストの From: フィールドで “Name ” 形式をサポートします。

MOVEit に関しては、MOVEit の概要ページをご覧ください。MOVEit は、無料で試用することが可能です。

Mark Towler

Read next SOXコンプライアンス:IT部門の役割は?