このたび、クラウドデータベース管理システム(DBMS)に関するガートナーの新しいマジック・クアドラントにおいて、MarkLogicがビジョナリーに位置付けられたことを喜んでご報告させていただきます。
ガートナーはクラウドデータベース市場のベンダーを、「フルマネージドのパブリックあるいはプライベートクラウドDBMS(およびクラウドストレージ)を提供する会社」と定義しています。このレポートでは、そのようなクラウドデータベースのベンダー17社を比較しています。
この17社のなかで、MarkLogicが素晴らしい場所に位置付けられていることを私たちは誇りに思います。また、MarkLogicがこれを1つの統合された製品で実現していることについても誇らしく思っています。ほとんどのベンダー(とりわけ大企業は)複数の製品で複数のユースケースに対応しています。MarkLogicは、クラウドソリューションであるMarkLogicデータハブサービスにより、オペレーショナル(業務)および分析の両方のユースケースに対応しているところが他の会社と異なっています。この結果、現代のデータ統合課題の解決には「MarkLogicが理想的だ」と自負しています。
業務と分析を一か所で
これまでガートナーは、データベースレポートを2つのカテゴリに分けていました。 「オペレーショナルデータベース」と「分析用データベース」です。今回の新しいクラウドデータベースレポートでは、これらのカテゴリが合体されています。これによりレポートに含まれなくなったベンダーもいます。
ガートナーは自らのレポートの中で、「DBMS市場をオペレーショナルと分析タスク用に分けることは有用性の観点からするとすでに時代遅れだ。これらのユースケースは今や、1つのベンダーあるいは製品によって対処されるべきだ」としています。
この点においてガートナーは100%正しいでしょう。私たちも10年以上にわたって、異なるタイプの作業を一か所で行うようにお客様たちのお手伝いをしてきています(このリンク先のブログは2014年のものですが、あるグローバルメガバンクがこれを行っていることを紹介しています)。このような融合により、新しいバズワード(HOAP/HTAP/トランスリティカル)や、さらには新しい製品名(MemSQLがSingleStoreに名称変更)が最近登場してきています。MarkLogicの製品担当SVPであるデイヴィッド・ゴーベットは、このリンク先の別のブログにおいて、このトレンドをより詳細に説明しています。
どのような名前が使われるにせよ、一般的な考え方は同じです。組織はデータアーキテクチャをよりシンプルにしたがっており、1つのツールで済むのであれば2つは使いたくない、ということです。MarkLogicは検索ベースのインデックスとデータハブ機能により、これを極めて上手く行うことができます。
この市場で勝ち残るのは誰でしょうか。私が思うに、大手のクラウドベンダーは、統合されたエコシステムを提案することで、これからも成長し続けていくことでしょう。MarkLogicのようなベンダーは、パブリッククラウドのエコシステムに容易に統合できる、一元化されたプラットフォーム(データベース+データ統合+検索)を提供することで、今後も上手くやっていくことでしょう。スタンドアロンの特化型ソリューションを提供するベンダーは、今後苦戦することでしょう。というのも組織はシンプルさを目指しているからです。
データ統合の重要性の拡大
もう1つのトレンドとして私たちが喜んでいるのは、データ統合機能の重要性への認識が高まっていることです。これについては、ガートナーもレポート内で取り上げています。これは今に始まったことではありません。ガートナーは、今年初旬に発表された別のレポートにおいて、「データ統合機能は、クラウドデータのエコシステムにおいて最も重要な差別化要因および課題となっていくだろう」と述べています。
クラウドにおいてもデータ統合は悩みの種であり続けています。残念ながら、ほとんどのクラウドデータ管理製品はデータ統合が得意ではありません。というのも、これまでのオンプレミス時代と同様の「リレーショナル+ETL」というアプローチを取っているからです。Snowflake、Amazon Redshift、Teradataなどは世界をリレーショナル的に捉えており、アジャイルなデータ統合やキュレーション用ではありません。
私たちは、データ統合に5年前くらいから大きく注力してきています。まずデータハブのソフトウェアを、次にMarkLogicデータハブサービスをリリースしました(2018年)。今日、MarkLogicデータハブは世界中で複雑なデータ統合課題の解決に使用されています。この結果、MarkLogicはデータハブソリューション市場のリーダーとなっています。これはすべて、今回「ビジョナリー」に選ばれたデータベース上に構築されているのです。
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マット・アレン
マット・アレンはプロダクトマーケティングマネージャー担当副社長で、業種を問わずMarkLogicのすべての機能とメリットのマーケティングを担当しています。具体的には、製品・エンジニアリングチームとセールス・マーケティングチームを連携し、MarkLogicの技術について説明し、その導入メリットを伝えるコンテンツやイベントの制作に携わっています。カリフォルニア州サンカルロスにあるMarkLogic本社に勤務しています。仕事以外では、大型の油絵を描く画家でもあります。