MOVEit Cloud にファイル転送を保護するための新たな防御レイヤとして、Web アプリケーションファイアウォール (WAF) が追加されました。マネージド・ファイル・ソリューションである MOVEit Cloud に WAF が統合されたことにより、サイバー脅威に対する防御が強化され、PCI-DSS 4.0 へのコンプライアンスを実現できます。
サイバー犯罪はますます増加し、企業のデータやシステムは常に狙われています。IT 部門では、悪質な人間がデータやシステムにアクセスしようとしていないか、しっかり監視する必要がありますが、なかなか簡単なことではありません。攻撃のリスクが高い、内部システムとサードパーティーであるパートナーとの間のファイル交換を安全に維持することは、特に深刻な課題です。この種のファイル交換の重要なベクトルとして Web トラフィックがありますが、このトラフィックを監視してセキュリティ対策を強化することが急務となっています。
プログレスの MOVEit Cloud ソリューションは、基盤となる IT インフラストラクチャの管理や継続的なセキュリティ更新の必要性に頭を悩まされずに、安全かつスムーズにファイル転送を行いたい組織にとって、画期的なソリューションだと言えます。MOVEit Cloud ソフトウェアに、マネージドファイル転送機能として、すぐに利用可能な強力な Web アプリケーションファイアウォール (WAF) が装備されました。
WAF、Web アプリケーションファイアウォール、とは何かという質問に対しては、入ってくるネットワークトラフィックを注意深くスクリーニングする、用心深いセキュリティ担当者のようなものだと答えるのがわかりやすいかもしれません。WAF は既存のセキュリティ機能を補完し、従来のファイアウォールとセキュリティ設定を強化します。アプリケーション層で動作し、トラフィックとデータパケットを検査して、暗号化されたウェブサービストラフィック (SSL/TLS) に潜む脅威も含めて、悪意のある脅威を効果的に特定して無効化します。
WAF は、離陸前にすべての乗客と荷物が注意深くチェックされる、空港のセキュリティチェックポイントのようなものと考えることもできます。空港のセキュリティチェックのように注意深くスクリーニングすることで、社内システムを、データ侵害や不正アクセスから保護し、コストのかかるダウンタイムのリスクを軽減できます。ファイル転送は業務遂行のために非常に重要であり、大量のファイル転送アクティビティが発生します。Web トラフィックを監視されないままにしておくことは、データ侵害のリスクが高まり、深刻な脅威となる可能性があります。
このブログの冒頭に記述したように、このたび、MOVEit Cloud にファイル転送を保護するための新たな防御レイヤとして、Web アプリケーションファイアウォール (WAF) が追加されました。マネージド・ファイル・トランスファー・ソリューションである MOVEit Cloud をご利用のすべてのお客様に WAF 機能をご活用いただけます。MOVEit Cloud サービスは、悪意のある Web トラフィックがシステムに侵入する前にブロックすることで、インジェクション攻撃や不正なファイルアクセスなどのリスクを軽減できるようにします。MOVEit Cloud ソフトウェアは、主要なサイバーセキュリティ規制を満たしながら、信頼性、柔軟性、パフォーマンスを継続的に維持しており、業務に重要なデータ交換のために安心してご利用いただけます。
新しく追加された WAF は、OWASP ベースの業界標準に基づいて構築されており、次のような機能があります。
MOVEit Cloud ソフトウェアを使用すれば、重要なサイバーセキュリティ規制を満たしながら、重要なファイル転送を信頼性の高い方法でスムーズに行うことができます。
ファイル転送において、Web トラフィックのセキュリティは非常に重要です。WAF で強化された MOVEit Cloud の無料トライアルをお申込みください。
Rachel Frnka は、プログレスの MOVEit 製品マーケティングマネージャーで、マネージド・ファイル・トランスファー・ソリューション、MOVEit の市場投入戦略を担当しています。業務以外では良書を読むのが趣味で、テキサスの太陽の下で私生活をエンジョイしています。
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