MarkLogic は、ファーマリサーチハブのリリースを発表いたしました。
この新製品は、情報へのアクセスの制約、柔軟性のないデータレイク、機械学習やAIの活用の困難さなど、数十年にわたって製薬会社の R&D プロセスや新製品の進歩を阻害してきたデータに関する重要な課題を解決するために開発されました。
製薬業界向けリサーチハブは、多様な R&D データへのアクセスを実現することにより、このような課題を解消します。記事、化学物質、競合分析など、構造化/非構造化、パブリック/プライベートに関わらず、ファーマリサーチハブではあらゆるデータを使用することができます。
「MarkLogic がプラットフォームとして魅力的なのは、すべてのデータの保管場所を変更する必要がないという点です。こうしたサイロのデータをすべて集約して連携させ、共通のエンタープライズ検索技術として一元化できるのです。」
Philip Hajduk 氏
アッヴィの情報調査副社長
製薬企業の R&D を支えるIT部門が直面している大きな課題は、パッチワーク的なインフラストラクチャによって、データを分離させてアクセスを制限するデータサイロが生じることです。製薬会社は、何十年にも及ぶ研究や臨床治験情報など、膨大なデータセットを活用する必要があります。アクセスと情報を適切に管理しなければ、製薬会社がスピーディに結果を出し、開発コストを削減することは困難です。
データサイロは、製薬会社の R&D における隠れたギャップや複雑さを、見えづらく分かりづらいものにします。多くの研究チームは、「何を知らないかが分からない」という気の滅入る状況に日々陥っています。さらに、形式も出所もさまざまなデータの結合や分析は多くの場合困難で、不可能なこともあるため、サイロによって無用の障害が増えることになります。関連付けられていない情報を最新の状態に保つことはできないため、当然ながらデータの整合性に対する信頼性は低くなります。
調査にはコラボレーションが不可欠ですが、データインフラストラクチャが複雑で断片化されているため、研究者はナレッジを組織内外で共有できずにいます。また、共有オントロジーなどのパブリックなナレッジベースを構築するためにコラボレーションしても、共有されたナレッジを競争力のある強みに変えることができた例はほとんどありません。
しかし、このファーマリサーチハブの革新的なアプローチとアジャイルな次世代データ技術を活用すれば、データ面の課題が医薬品の発見と開発の妨げとなることはもうありません。
ファーマリサーチハブは R&D データ向けの強力な機能を提供し、ナレッジの発見と高度なコラボレーションを実現します。最大で10倍高速な医薬データの統合により、より確実に、より短期間で R&D による製品を市場に投入することができます。
ハブが研究者に提供する機能は次のとおりです。
ファーマリサーチハブは、MarkLogic® データベースを基盤としています。MarkLogic のアジャイルなNoSQLシステムは、マルチモデルアプローチによりデータ、ビルトインの検索機能、エンタープライズレベルの拡張性を提供します。ハブのスコープは、小規模なデータセットからペタバイトまで対応可能です。信頼性と可用性に優れ、世界中の何千という企業に採用されており、データ整合性100%実現の実績があります。
ハブは、シンプルで整合性を備えたデプロイメントオプションを提供する、自動化クラウドサービスであるデータハブサービスにより実現されています。製薬会社は、独自のインフラストラクチャを購入または管理することなく、即座にデータをクラウドに移すことができるため、ITチームの工数を削減できます。
MarkLogic は、世界最大手の製薬企業5社において、リサーチハブをローンチしてきました。ファーマリサーチハブは、MarkLogic が積み重ねてきた実績の成果です。製薬業界についての経験と MarkLogic の専門知識を組み合わせることで、このデータハブが実現しました。
最後に:製薬業界の MarkLogic のお客様は、カスタム開発のITソリューションを構築する煩わしさから解放され、人の命を助けるための処置や画期的な新薬の開発に、より多くの力を注ぐことができるようになりました。
ファーマリサーチハブの詳細については、以下をご覧ください。
ビル・フォックスは、MarkLogicの業界戦略担当副社長であり、ヘルスケアおよびライフサイエンス担当グローバルCSOです。弁護士かつヘルスケア企業の経営陣として25年の経験があり、ヘルスケア予測分析、ビッグデータ、プログラムの整合性、データセキュリティ、およびプライバシーの分野の第一人者でもあります。
HIMSSヘルスビジネスソリューションのタスクフォースや『Business Edge Magazine』にも参加しており、『Predictive Modeling News』のソートリーダーパネルやMedical Identity Fraud Allianceの理事も務めています。
それ以前は、National Healthcare Anti-Fraud Associationの戦略計画委員や、Jefferson School of Population Healthの上級研究員も務めていました。Emdeon、Booz Allen Hamilton、レクシスネクシスなどでヘルスケア分野のリーダーを歴任してきました。フィラデルフィア地方検事局の経済およびサイバー犯罪担当の副主任や、ペンシルベニア州東部地区連邦検事特別補佐を務めた経験もあり、法律事務所のパートナーでもありました。テンプル大学大学院およびヴィラノーバ大学ロースクール卒業。
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