増加する顧客データベースに対応するため、MOVEit を使用してデータ転送タスクを自動化した Vetten Group

Vetten Group は、輸送、ロジスティクス、テキスタイル、倉庫関連の、ストレージ管理のためのオーダーメイドの IT ソリューションを提供している、85年以上にわたる歴史のあるドイツの会社です。長年の間に、Vetten の顧客データベースは大きく増大してきていますが、それに伴っていろいろと問題も生じてきました。

倉庫物流関連の在庫管理ソリューションは、顧客のニーズに合わせて個別にカスタマイズされます。顧客は、Web ベースのオンライン・インタフェースを介して在庫にアクセスできます。この製品は、特定の時間枠に基づいて作成された一連のスクリプトを介してデータをレポートすることができます。しかし、レポートツールは、顧客が設定した時間に、他の状況を考慮することなくレポートを開始する仕組みだったため、矛盾した情報を発生させる可能性がありました。顧客数が多くなれば、アクセス数も多くなり、データ不整合が発生する可能性も高くなります。Vetten Group の IT 部長、Hartmut Wistuba 氏は、あるクライアントがデータをファイルに書き込んでいたときに、書き込みの途中でデータ転送プロセスが開始されたことがあったと指摘します。こうした矛盾したデータレポートを防ぐ手段が必要でした。

顧客データベースの増大に伴って一部の顧客グループでは、エラーメッセージが一般的になりつつあるという深刻な事態に陥ったこと、そして顧客に最高のサービスを提供したいという願望が相まって、Wistuba 氏の率いる IT 部門では、求める要件を満たすファイル転送ソリューションを探すことにしました。

適切なマネージド・ファイル・トランスファー・ソフトウェアを探し始めた Wistuba 氏は、MOVEit Central を見つけ、導入することにしました。MOVEit は、安全で信頼できるソリューションという要件を満たす上、Vetten Group が抱えていた問題を解決できるワークフロー自動化のための高度な機能があったことが決め手でした。

「当社の顧客数は着実に増加し、商品管理システムの自動化が進んで、アクセスの量が増加し、アクセスの間隔も短くなりました。」と Wistuba 氏は述べています。「以前のアプローチでは、長期的に当社の要件を満たす質の高いサービスをお客様に提供することはできなかったでしょう。」

MOVEit Central を 8 年間使用した後、Vetten Group はサーバー交換の一環として後継の MOVEit Automation に切り替えました。切り替えについて、Wistuba 氏は次のように話しています。「プログレスのサポートによって、切り替えはスムーズに進み、既存タスクはすぐに簡単に使えました。新しい Web インタフェースも使い慣れたインタフェースとよく似ていて、直感的に操作を続けることができました。」