MOVEit Cloud は、Azure Cloud でのサービスとしてのマネージド・ファイル・トランスファー (MFT-as-a-Service) です。すべてのファイル転送アクティビティを1つのシステムに統合して、ビジネス継続に重要なファイル転送の可視性と管理コントロールを確保できます。MOVEit Cloud は、運用の信頼性とSLA、内部ガバナンス、および規制要件へのコンプライアンスを確保するために必要な、セキュリティ、一元化されたアクセスコントロール、ファイル暗号化、アクティビティ追跡機能を提供します。PCI、SOC 2 タイプ 2、HIPAA への準拠は監査人によって認定されており、個人データを含む外部ファイル転送アクティビティのコントロールにおいて、CCPA/CPRA や GDPR への対処も確実に行うことができます。
MOVEit Cloud は、業務で使用するユーザーと IT 部門の両方の要件を満たしつつ、産業界の要件と法令を遵守するために必要なマネージド・サービスとして、コンプライアントなファイル転送を提供します。IT 管理者はシステムや人との間のファイル交換を管理でき、社員は他の人やグループと簡単にファイルやメッセージを共有できます。MOVEit Cloud は、毎日の業務でのコンプライアンスを徹底するためのマネージド・ファイル・トランスファー・ソリューションです。柔軟性、予測可能性、拡張性を提供するとともに、可視性・コントロール・セキュリティの向上による社員の生産性の向上、高いサービス・レベルの維持、データ損失のリスク低減といった重要な結果をもたらします。プログレスの、専門家が管理する共通のセキュリティ・フレームワークによって、コンプライアンス監査の負荷を減らすことができます。
セキュリティ違反は視認されやすくなってきており、MOVEit Cloud の高いセキュリティと整合性は大変有用です。MOVEit Cloud は、クラウド・サービスのために不可欠な以下のようなセキュリティ対策を組み込むことによって、最も貴重な資産であるデータを保護します - ストレージ(保管中のデータ)の暗号化を含むエンドツーエンド暗号化;否認防止; FIPS 140-2 検証済み暗号; 侵入検知と脆弱性スキャン; ユーザー・アクセスとパーミッションの完全コントロール; IdP システムへの SAML 2.0 統合を通しての中央集中型のユーザー認証とシングルサインオン; 管理者職務の分離;全アクティビティの監査証跡; 顧客ごと、ファイルごとの個別の暗号化キー; 権限があるユーザーのみがファイル内容にアクセスできる機能。
MOVEit Cloud は、HIPAA、HITECH、HIPAA Omnibus 規制、PCI DSS 認定、コモン・クライテリア認証、OWASP のセキュリティ脆弱性トップ10リストを完全にサポートする、マネージド・ファイル・トランスファー (MFT) サービス・プロバイダです。また、MOVEit Cloud は GDPR にも対応可能です。セキュリティ、コンプライアンス、リスク管理担当者は、簡単に首尾一貫したインプリメントが可能で、IT ポリシーを遵守するようにできます。なお、使うだけで規制コンプライアンスを保証できるソフトウェアやサービスは存在しません。ソフトウェアはコンプライアンス徹底のためのツールであり、必要とされる規制を遵守する責任はユーザーである当事者に帰することは、ご理解ください。
組織は、サービス・レベルを高く保ち、重要なファイルの送信失敗が起こらないようにし、利用者に良質なサービスを提供し、MFT ソリューションへのアクセスを常時可能にする必要があり、最大のアップタイムが求められます。MOVEit Cloud を使うとこれらが実現でき、99.9%(スケジュールされた保守点検時間を除く)のアップタイムが保証されます。予想外のサービス障害や災害があった場合でもダウンタイムを最小限に抑えデータ損失を防ぐため、ディザスタ・リカバリ機能を備え、可用性の高い負荷分散 Web ファーム環境を活用します。MOVEit Cloud は、アップタイムを保証するため、地理的に分散したサーバー・インフラストラクチャでホストされ、継続的なデータセンターのレプリケーションを備えています。
MOVEit Cloud は、環境に追加できる別の MOVEit 製品である MOVEit Automation とシームレスに連動するよう設計されています。内部および業務パートナーのサーバー、システム、アプリケーションの間のファイル交換を簡単に自動化できます。