発端は、2012年夏のオリンピックで開設された BBC スポーツの Web サイトでした。次に、ビデオストリーミングの BBC iPlayer が登場しました。MarkLogic では、迅速なデータ統合とアプリケーション開発で BBC をサポートし、コンテンツ価値を最大限に高めることに成功しました。BBC では、その後の MarkLogic の実装拡大を続け、メディア業界でリーダーシップを発揮し続けています。
「BBC のレガシーシステムでは (ビデオクリップの公開に) 30分、時には1時間もかかっていました。MarkLogic の NoSQL テクノロジーといくつかの SQL ベンダーを比較してみたところ、SQL で20秒かかっていたものが、NoSQL では200ミリ秒しかかかりませんでした。桁違いの速さです。ですから、iPlayer の NoSQL への移行を勧めるのです。」
Allan Donald 氏
編集メタデータ担当シニア製品マネージャー
BBC では、拡大するユーザー数への対応や、複数のデバイスで視聴可能なコンテンツの配信を最初の導入時よりも迅速化するために、iPlayer をアップグレードできればと考えていました。BBC では、iPlayer の導入直後の実稼働の最初の年に、MarkLogic で30億件のリクエストをクラウド経由で処理できた成功体験がありました。
BBC では、夏季オリンピック向けに、カスタマイズ可能でインタラクティブなオンラインコンテンツのリアルタイム配信を、これまでになく画期的な方法で実現したいと考えていました。BBC のリレーショナルテクノロジーでは、多種多様なデータタイプが負担となり、遅延などの問題が発生するようになっていましたが、コンテンツの急激な増加を見込んで、データ統合、セマンティック、マルチデバイス配信に MarkLogic を利用することにしました。
iPlayer では、クエリ時間を20秒から200ミリ秒に短縮することで、導入初年度に30億件のリクエストを処理し、iPlayer ユーザーの満足度を上げることに成功しました。
BBC チームでは、MarkLogic を活用して、数日ではなく数分で視聴者にコンテンツを届けることができました。
BBC では、テクノロジースタックのシステムの数を減らすことで、IT コストも大幅に削減しました。
BBC では、毎秒25,000のトランザクション、合計の450億件のリクエストをすべて処理できました。
BBC では、ピーク日に最大2.8ペタバイトのデータをダウンタイムゼロで提供しました。
BBC では、オリンピックで提供したサービスで数多くの賞を受賞し、業界のリーダーシップを発揮し続けました。