多国籍企業であるボーイングは、データの一元管理、ガバナンス、セキュリティのため MarkLogic を導入。従業員、パートナー、顧客がデータにアクセスしたり共有したりする際の安全性を確保しています。同社は MBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング)も実践しており、安全かつ拡張性の高い方法によるデータの発見、リンク、共有、管理を MarkLogic で実現しています。
「我々が望んでいたのはドキュメントに含まれる情報の管理だけです。あらゆる関係間に存在する膨大な量のトリプルやリンクの管理まではしたくありませんでしたが、それは MarkLogic の機能として備わっていたので助かりました。また我々は、特定時点に遡って状況の変化を確認できるよう、履歴データをすべて保持できる拡張可能なソリューションを探していました。」
Brian Wirth 氏
ボーイング、Java 開発者
ボーイングはセキュリティ面の課題に対応するため、メタデータポリシー情報とポリシー検索を MarkLogic に格納。その結果、これまでよりも高速にポリシーの特定、検索、トレンドの特定ができるようになりました。同社はまた、MarkLogic とそのセマンティック機能を利用して、MBSE の高性能性を確保しています。ボーイングの MBSE は、その膨大なデータ量にかかわらず高いパフォーマンスを維持しています。これは、従来型のデータベースでは克服できない課題です。
ボーイングはデータ量の多さとサイロ化という共通課題に直面しており、この課題は世界中に分散する従業員、オペレーター、サプライヤーによる情報の発見や共有の妨げになっていました。さらに、各サイロのデータがコンテキスト化されていないために、膨大な量のデータに統合した際に、MBSE の効率性を下げる要因となっていました。ボーイングはこの課題を解決するため、MarkLogic を導入しました。
ボーイングはグローバルポリシー管理の場所を一元化しました。
ボーイングは、管理するデータ量が膨大であるにもかかわらず、製品を容易に追跡し、安全飛行要件を満たしています。
蓄積された履歴データはクエリのパフォーマンスに影響していないと、ボーイングは実感しています。これは、旧式のデータベースではよく見られる問題です。