ネットワークトラフィックの監視
インフラストラクチャを確実に的確に管理するための、フローベースのネットワークトラフィック監視ツールである Flowmon は、ネットワーク内で、誰が誰と、いつ、どのくらいの時間、どのくらいの頻度で通信しているのかについての情報を提供します。ネットワークトラフィック構造を即座に把握して、その使用状況を確認したり、高い負荷がかかっているステーションを見つけたり、サービス品質をコントロールしたりすることができます。
ネットワークトラフィックの包括的な情報
Flowmon は、ネットワークトラフィックが思いがけず急激に増大したとき、その原因がどこにあるのかを解明するためのトラフィックの詳細情報を提供できる、フローベースのツールです。わかりやすいグラフィカルユーザーインタフェースで、ネットワークトラフィックに関する明確に視覚化された情報を提供します。レポートは、それぞれの目的に応じて必要な情報をより適切に表示するようカスタマイズ可能です。
Flowmon は、ルーター、スイッチ、または特化されたスタンドアロンハードウェアプローブによって生成されたフローデータ統計を利用します。ソースと宛先の IP アドレス、データ量、時間、ポート、プロトコル、ネットワークの第 3/4 レイヤにおける TCP/IP 通信のその他の技術的特性を含む、ネットワーク通信に関する詳細な情報を提供します。Flowmon Probe を使用すれば、ユーザー ID 情報や L7 情報 (DNS 可視性、アプリケーション、URL、ホスト OS など) でフローデータを強化することができます。
Flowmon ネットワークトラフィック監視
- チャートなどを使いわかりやすく整理されたネットワークトラフィックの統計情報が即座に表示される
- 使いやすい Web グラフィカルユーザーインタフェース
- 特定のトラフィックを監視するためのユーザー定義フィルタ。収集されたデータはどれもフィルタ処理のパラメータとして使用できます (例: ポート、プロトコル、ソース IP と宛先 IP、それらの組み合わせなど)。
- 着目したいどのような特定のトラフィックにもドリルダウン可能
どのように機能するのか？
ネットワークトラフィックの監視では、パケットから抽象化する際の基礎となるデータ転送と、通信自体の主題 (通信の内容は保存されません) の両方に関する統計が生成されます。これらの統計情報はネットワーク内のフローデータであり、電話の通話リストと同様のものと考えることができます。誰が誰と、いつ、どのくらいの期間、どのくらいの頻度で通信したかはわかりますが、会話の主題が何なのかはわかりません。
NetFlow 統計情報は、ネットワークデバイス (ルーター、スイッチ、ロードバランサー) や、特化されたスタンドアロンのハードウェアプローブ (Flowmon Probe) によって提供されます。フローデータを最大限に活用するには、ネットワーク統計の収集、保存、表示、レポート、分析を行う NetFlow コレクター (Flowmon Collector) が必要です。Flowmon Probe と Flowmon Collector は、ネットワーク管理者に、ネットワークトラフィック構造の概要、ネットワークの使用状況に関するレポート、強力なトラブルシューティング用のツールを提供します。
「Flowmon のインストールはシンプルで直感的にわかりやすいものでした。Flowmon を導入したことで、以前は欠けていたネットワークの可視性を獲得することができました。その結果、ネットワーク問題の原因を速やかに究明できるようになりました。このソリューションは、ネットワーク帯域を増やす必要があるのかどうか、的確に判断するためのツールにもなります。」
佐藤正博氏
セガの IT 本部インフラシステム部