業務でファイル転送のような作業が発生する場合、ユーザーはできるだけシンプルで簡単な方法を使いたがります。特に写真を撮ったり送信したりする場合は、ラップトップよりスマートフォンの方がずっと便利です。電子メールは本質的に安全ではないファイル転送媒体ですが、便利な手法として使っているユーザーもたくさんいます。
送信する内容が個人の差し障りのないものなら構わないのですが、業務で使うファイルの場合は、機密データが含まれる場合が多く、「安全な」ファイル転送を行う必要があります。便利なモバイルデバイスから安全な MFT ソリューションにアクセスできないとすれば、電子メールなどの安全ではなく追跡が難しい方法がとられてしまう可能性が高くなります。機密データを保護する必要がある IT 部門は、ユーザーが、簡単で便利、かつ、安全なファイル転送手段を使えるようにする必要があります。
デスクトップやラップトップに接続していないモバイルユーザーも、セキュリティで保護された MFT ソリューションを利用できる必要があります。モバイルデバイスからでも、デスクトップと同じレベルの暗号化、セキュリティ機能、監査証跡機能が使えることが必要です。
無料の MOVEit Mobile アプリで、定評がある MOVEit Transfer のマネージド・ファイル・トランスファー機能が、携帯できるように拡張されます。ユーザーは、スマートフォンやタブレットから直接、写真、文書、フォーム、その他のファイルを送信できます。
使い慣れたモバイルデバイスから、簡単かつより安全に、ファイルを転送したり、フォルダ共有したりすることができます。ユーザーがファイルベースの業務プロセスワークフローに確実かつ生産的に参加できるとともに、コンプライアンス要件を満たすために必要なセキュリティ機能、可視性、コントロールも提供します。組織のセキュリティを維持しつつ、モバイルワーカーの生産性が向上します。
高度なワークフローを使用して、内外部のユーザーとやりとりされるあらゆるサイズのファイル転送をすべて自動化します。成功した場合も、失敗した場合も、ファイル転送処理の結果を電子メールで通知されます。
様々な組み込みレポートとファイル転送アクティビティの監査機能があり、GDPR や PCI などの重要なサイバーセキュリティ規制へのコンプライアンスを満たせるよう支援します。
複数の保護層で、機密データに不正にアクセスされないよう保護し、データの損失や盗難を最小限に抑止します。
すべての転送アクティビティが一元化されたログに記録されます。ログには、組織全体のデータ共有のための管理アクセスとセキュリティ制御の記録が含まれます。
臨床医は、患者の情報、履歴をより安全に収集し、患者の患部の写真を撮り、HIPAA コンプライアンスを維持しながら、その情報を電子健康記録 (EHR) と直接統合することができます。
機密性の高い財務レポートを、完全な暗号化と不正開封防止の監査証跡への準拠を維持しながら、どこにいる役員や管理者にも転送できます。
保険調整担当者は、モバイルデバイスから文書や画像をより安全に転送できます。事故現場にいる間に自動化された保険金請求処理を開始することができ、生産性が向上します。
現場のエンジニアは、携帯電話やタブレットから、より安全に機密文書にアクセスできます。
営業担当者は、顧客の事務所から、価格見積書をタブレットで作成して配信し、プロセスを開始できます。承認されると、価格見積もりは自動的かつより安全にクライアントに配信されます。
74%
ある統計では、調査した医療機関の74%が、モバイルユーザーが機密ファイル (患者記録や保険金請求など) を電子メールで送信すると回答しています。電子メールや消費者向けの Dropbox のようなクラウドベースのサービスと同様に使いやすく便利で、どこにいても使用できる安全なファイル共有・転送ソリューションを導入して組織を保護する必要があります。