プログレスは、2021年5月に、安全で信頼性の高いマネージド・ファイル・トランスファー・ソリューション、MOVEit の最新バーション、MOVEit 2021 をリリースしました。
プログレスは、2021年5月に、安全で信頼性の高いマネージド・ファイル・トランスファー・ソリューション、
MOVEit の最新バーション、MOVEit 2021 をリリースしました。
強靭なファイルセキュリティとコンプライアンスを達成することは非常に困難な課題です。業界ごとに独自のルールセットと特殊な事項が詳細に定義されたコンプライアンス要件を満たして、適切に、安全にファイル共有を行うには、多大な労力を要します。セキュリティとコンプライアンスの要件を満たせなかったら、コンプライアンス違反で高額な制裁金を課されたり、データ侵害が発生して関係者に多大な被害を与え、様々な後処理に莫大な費用がかかったりすることもあり得ます。プログレスでは、そのようなことが起こらないよう、セキュリティをより高め、また、製品をより使いやすく効率的なものにするための努力を続けており、その取り組みが
MOVEit の最新リリース版に反映されています。
プログレスの MOVEit 2021 を使用すると、IT 部門の負荷を最小限に抑えつつ、データを安全に転送し、安全にコラボレーションすることができます。MOVEit 2021 に追加された新しいセキュリティ強化の主なものは以下の通りです。
- データ暗号化キーのローテーション: MOVEit 2021 を使うと、セキュリティ管理者は、セキュリティの観点から暗号化に使用するパスフレーズ(データ暗号化キー)を定期的に変更し、保存されている暗号化データを再編できます。再編成はスケジューリングすることができ、これにより、大事なデータ、設定情報、アカウント情報を情報漏洩などのセキュリティインシデントから守ることができます。
- IP/ユーザー名のロックアウト・メカニズム: MOVEit Automation の管理者は、ログイン試行に何度も失敗したユーザーまたはIPアドレスの自動ロックアウトを設定できるようになりました。これは、特に大規模な企業に必要とされるセキュリティ対策の追加レイヤになります。
- MOVEit Client の 多要素認証(MFA)サポート: MOVEit Client で MFA をサポートし、すべてのアクセスポイントでのセキュリティが向上しました。
MOVEit 2021 には、また、使いやすさや統合強化のための、次のような新機能も追加されています。
- S3 互換ホストのサポート: MOVEit Automation の管理者は、Amazon の S3 プロトコルを使用するサードパーティーのストレージ・ソリューションのホストを作成でき、ハイブリッドクラウド・ワークフローのためのストレージロケーションの多様性が拡張されました。
- HTML メール通知: MOVEit Automationで自動生成されるメールを、プレーンテキストだけでなく HTML でもフォーマットできるようになりました。HTML を使えるので、リンク、箇条書き、テーブル、マクロ、その他を通知するメールに含めることができ、フォントの調整も可能です。よりわかりやすく、読みやすく、便利な通知メールを作成することができます。
- メールのブランド化: MOVEit Transfer によって生成されるメール通知に、ブランドやロゴを含めることができるようになりました。メール受信者にメール通知を信頼できるものとして認識してもらうのに役立ちます。
- 高度なタスク設定が可能なユーザーインタフェース: ワークフローをオンラインで作成する際、クライアントアプリケーションをダウンロードしてインストールしなくても、更新されたユーザーインタフェースを使って設定でき、使いやすさと生産性が向上しました。
- REST API の機能強化: REST API の機能強化により、サードパーティーシステムと統合したり自動化するためのより多くのワークフローがサポートされるようになりました。
MOVEit 2021 には、これら以外にも多くの強化や改善が加えられています。詳細は、MOVEit Transfer 2021 リリースノート、
MOVEit Automation 2021 リリースノート(英語)に記載されていますので、ご参照ください。また、ご質問があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。