よくある質問

MarkLogicは、あらゆる種類のデータを接続、作成、使用できるセマンティックなデータプラットフォームを提供します。情報に基づいた検索、コンテキストアプリケーション、根拠のある分析、ファクトベースのインテリジェンスを備えているため、すぐに使用可能です。

このプラットフォームは、マルチモデルデータベースおよびセマンティックAI技術により、強力なセキュリティ、統合、拡張性を備えた包括的なデータレイヤーを提供できるように設計されています。また、セマンティックナレッジグラフ、データハブ、メタデータ管理としても利用できます。

• MarkLogicサーバー: 現代的なNoSQLと信頼性の高いエンタープライズ機能を備えたマルチモデルデータベースです。 MarkLogicでは、MuleSoft、Apache NiFi、Kafka、Hadoop、Esriなど、多くのBIツールへのさまざまなAPIとコネクタを含む、エコシステム用の関連ツールとコネクタも開発しています。
• Semaphore: デジタルエコシステムにおけるセマンティックレイヤーを提供することで、ナレッジモデルの管理、構造化および非構造化情報からのコンテキストと意味の自動抽出および分類、リッチなセマンティックメタデータの生成を行うセマンティックAI技術です。

このプラットフォームは、オンプレミス、仮想化、パブリッククラウド、ハイブリッドなど、あらゆる環境に導入できます。

MarkLogicは複雑なデータ問題を解決します。データと知識のサイロ化により、ほとんどの企業組織がデータの管理と活用において課題に直面しています。MarkLogicのプラットフォームは、データをその意味や定義と組み合わせることで、これらのサイロの影響を排除し、データのアジリティを実現します。多くの機能を単一のデータリソースに統合することで、多種多様なベンダーの技術を組み合わせるアプローチが持つリスクや複雑さを回避します。

端的に言うと、MarkLogic製品が使用されている主な理由は、情報の扱い方を変えられるからです。MarkLogicが提供するのはデータのアジリティです。つまり、目的や規模を問わずあらゆる情報のあらゆる側面を迅速かつ簡単に変更できます。このプラットフォームは、データについて知っているすべてのことおよびその意味を、データ自体と統合します。これにより、データシステムへの既存の投資が強化され、ビジネスの変化に迅速に対応できるようになります。MarkLogic製品の具体的なメリットについては、「顧客事例ページ」を参照してください。

MarkLogicデータハブは、マルチ構造データを統合・管理する一元化されたソリューションです。任意のソースからデータを読み込む際にインデックスを付けるため、すぐにクエリと検索を実行できます。またハーモナイズ、マスタリング、エンリッチメントのプロセスを通してキュレーションします。これはMarkLogicサーバーに基づいており、オンプレミスまたはクラウドに導入できます。

MarkLogicデータハブセントラルは、MarkLogicデータハブのUIです。アジャイルチームがMarkLogicの反復的なモデルドリブンのデータ統合プロセスを使用してデータハブを構築およびテストするための、セルフサービスのコラボレーションエクスペリエンスを提供します。これにより、さまざまなデータを統合およびキュレーションして、業務や分析に利用できる永続的なデータ資産にする作業がシンプルになります。ユーザーは、データハブを常にリアルタイムで確認できます。キュレーションサービスを設定および実行することで、データのハーモナイズとマスタリングを行い、完全なセキュリティとガバナンスをもって目的に合わせて変更されたデータを共有できます。

MarkLogicサーバーは、エンタープライズグレードのマルチモデルデータベースです。現代的なNoSQLと信頼性の高いエンタープライズ機能を備え、トランザクショナル/オペレーショナル（業務）/分析アプリケーションに使用できます。また、ドキュメントデータ、セマンティックグラフデータ、地理情報データをネイティブに処理できます。SQL分析用にドキュメントモデル上にリレーショナルビューを作成することもできます。これらはすべて、ビルトイン検索、きめ細かなセキュリティ制御、分散型のACIDトランザクションなどを備えた一元化されたバックエンドで実行されます。これらの機能があるため、このデータベースはデータハブの基盤として最適です。

MarkLogicデータハブは、他のデータ統合/データ管理プラットフォームよりもデータ統合アプローチがシンプルでアジャイルです。その仕組みは次のとおりです。

• 高速パイプライン vs 複雑なETL — MarkLogicデータハブは、生データをそのまま読み込み、入力されたデータソースをマルチモデルアプローチに基づいて処理します。一方、他のプラットフォームでは事前のデータモデリングとETLが必要で、数か月から数年かかります。
• 一元化されたプラットフォーム vs 多くのツールの組み合わせ — MarkLogicデータハブのアーキテクチャはシンプルで包括的です。マルチモデルデータベース、全文検索、データ読み込みツール、データのハーモナイズとマスタリング機能、機械学習、アプリケーションサービスがすべて1つのプラットフォームに統合されています。クラウドベンダーのオープンソースコンポーネントやサービスで同様のアーキテクチャを構築するには、最大で十数種類のツールを組み合わせる必要があります。
• アジャイルなデータキュレーション vs ウォーターフォールアプローチ — MarkLogicデータハブでは、ユーザーが反復的にデータをキュレーションします。ビジネス課題をまず特定したうえで、この解決に必要なデータサービスを定義します。次に、このデータサービスに必要なデータのみをキュレーションします。定義されたデータサービスの数が増えるほど、キュレーション対象となるデータが増加します。これは、全データの事前のモデリングやキュレーションが必要な、従来の「ビッグバン」的なアプローチとは大きく異なります。
• エンタープライズクラスの堅牢なセキュリティ vs「チェックボックス型」のセキュリティ — MarkLogicは、セキュリティを常に重要な問題として考えてきています。MarkLogicデータハブは、ミッションクリティカルなユースケースに対応できるように最初から設計されています。具体的には、データ統合における、完全なデータリネージのトラッキングと監査機能、きめ細かなロールベースのアクセス制御、高度な暗号化などがあります。これにより、重要なデータアセットの扱いに関してMarkLogicを信頼できます。ガバナンスが改善されるため、これらのアセットの共有も改善されます。
• 開発が簡単 vs 新しいスキルが必要 — 第一に、MarkLogicデータハブでは、業界標準のAPIとプログラミング言語を使用しているため、既存の環境に簡単に統合できます。第二に、データを単なる行や列ではなくオブジェクトとして考えられるように設計されています（ただし、標準的なSQLにも対応しています）。つまり、データをオブジェクトとして使用するアプリケーションと、データレイヤーが断絶していないということです。こういったさまざまなメリットによって、開発者はMarkLogicを簡単かつ自然に使いこなすことができます。

大きく言うと、MarkLogicは、情報に基づいた検索、コンテキストアプリケーション、根拠のある分析、ファクトベースのインテリジェンスによって、高品質のコンテキスト化された統一データをすぐに利用できるように使用されています。このプラットフォームは、セマンティックナレッジグラフ、データハブ、メタデータ管理としても利用できます。

ビジネス問題を解決できるため、多くのユースケースで活用できます。多くの場合、MarkLogicを統合ハブとして使用すれば、分断された多数のデータソースからお客さまのビジネスにとって重要な事項の全体像（360°ビュー）を確実に把握できます。この「重要な事項」としては、サービス提供対象の顧客、製造する製品、効果評価対象のプログラム、処理対象の請求または取引、調査対象者などが挙げられます。MarkLogicは、規制報告、アジャイルなデータガバナンス、メタデータおよびコンテンツカタログ、人工知能および機械学習用のデータプラットフォームにも適しています。

MarkLogicは、金融サービス、保険、製薬、製造、メディア（出版およびエンターテインメント）、国家安全保障、政府機関など、各業界の公共部門および民間部門で使用されています。これらの業界はすべて、複雑なデータ要件を抱えており、統合されたデータの信頼性と安全性を確保しながら、既存のデータソースと新しいデータソースを活用することが求められきましたが、これまで大変な問題に直面していました。

MarkLogicはデータプラットフォーム企業であり、アプリケーションソフトウェア企業ではありません。しかし、MarkLogicのソリューションエンジニアとコンサルタントは、お客様と協力の上でお客様のビジネスに必要なアプリケーションを開発したり、既に使用しているBIツールやGISなどのアプリケーションに統合データを提供すること等へのサポートをしています。

MarkLogicサーバーは、お客様のデータセンターまたはパブリッククラウドに導入するための8コアパックのEssential Enterpriseサブスクリプションライセンスが付属する、プロプライエタリソフトウェアとしてライセンスされます。Essential Enterpriseライセンスは、AWSまたはMicrosoft Azureのパブリッククラウドマーケットプレイスから直接購入することもできます。MarkLogicでは、利用をすぐに開始したい開発者向けに、フル機能の無料のDeveloper Editionも提供しています。

MarkLogicサーバーのライセンスを取得したお客さまは、MarkLogicデータハブソフトウェアを無料で利用できます。

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